株式会社ターボデータラボラトリー

エンジンの普及期入りで、更なる飛躍を目指す 〜大規模データの超高速処理エンジンの開発・販売〜

 日本発のソフトウェアといえばトロンが思い浮かぶが、一般的には日本のソフトウェアが世界を席巻するような事例は少ないといえよう。こうした中にあって、「日本発の超高速データ処理エンジン」を開発した企業がある。株式会社ターボデーターラボラトリーである。同社のLFM技術の優位性は、大手企業が同社の技術力の高さに着目してライセンス供与を受けたり、OEM供給を受けているという事例が如実に物語っている。
 09年7月には、LFM技術の普及と標準化を目指して、第三者機関であるLFMコンソーシアムが創設された。同コンソーシアムが広く世の中に認知されていくと、同社のエンジンもこれに比例して拡販が見込まれる。
 そこで、今回は古庄代表取締役社長に、同社の事業展開について取材した。なお、以下の内容は09年7月9日に実施した取材をもとに作成したものである。

【会社概要】

企業名株式会社ターボデータラボラトリー
所在地横浜市中区元浜町3−21−2
代表者名古庄 晋二 代表取締役社長
事業概要大規模データを超高速処理するエンジンおよびシステムの開発、販売
上記に関する特許技術のライセンシング
URLhttp://www.turbo-data.co.jp/

エンジンの普及・標準化に向けた取り組みが本格稼動

Question 1:
まず、事業の沿革についてお聞かせください。

 1998年に高速処理エンジンの基礎となるLFM(Linear Filtering Method 成分分解法)技術の特許を出願し、同年の12月に有限会社ターボデータラボラトリーを設立しました。
 そして、2000年8月に株式会社に改組し、続く2001年5月には高速データ処理エンジン「DAYDA.Laboo」(デイダラボー)という製品の販売を開始し、今日に至っています。

Question 2:
貴社のこれまでの事業を省みたとき、2000年度〜2003年度(2004年8月期)を第汽侫А璽困醗銘屬鼎韻討い襪隼任い泙靴燭?

 この間は会社設立の動機になったLFM技術の効果を実証するための期間で「有効性実証期」と捉えています。その象徴的な製品が先ほどお話しました高速データ処理エンジン「DAYDA.Laboo」です。この製品の販売が実現したことで、技術の効果は実証されたと大いに評価しています。特に富士通殿の全社集中購買システムでの採用とその効果実証は大きかったと思います。この成果により、当社は2003年日経BP技術賞(情報通信部門)を受賞しました。
 しかし有効性の実証を果たしてしまうと、「技術の供給体制」に問題が発生しました。
 ソフトウェアの供給元は当社一社しかなく、技術を理解しこれを有効に利用できるエンジニアは非常に少数でした。エンドユーザーにソリューションを届けるため、当社は小さい会社であるにもかかわらず、当社が自ら案件ごとにSIを手がけざるを得ませんでした。当然、案件の数が増やせず、事業の成長に限界がでてきました。そこでこうした課題を克服するために、ライセンシングとエンジンのOEM供給にシフトしていきました。

Question 3:
これが第競侫А璽此2004年度〜2007年度(2008年8月期)ですね。

 第競侫А璽困惑梓蠅竜蚕僂琉堕蟠ゝ訛寮が確立した時期といえます。例えば、株式会社富士通ビー・エス・シー様のオンメモリーデータベース製品である「Oh−Pa 1/3」(オーパ ワンサード)に、日本電気株式会社様の情報管理ソフトウェア「InfoFrame」の基盤となっている情報統合を実現する製品「InfoFrame DataBooster(インフォフレーム データブースター)に、それぞれ当社の特許技術のライセンシングを行っています。また、株式会社日立製作所様の製品ライフサイクル情報管理統合ソリューションである「Eco&PLM ソリューション」には当社のエンジンがOEM供給されています。このように大手企業が当社の技術を評価し採用してくれ、当社技術を用いたエンジンは複数の大手企業から売り出され、その導入を推進するエンジニアも大手企業内から輩出されるようになりました。第汽侫А璽困里茲Δ謀社自身がSIをやらねば技術がエンドユーザーに届かないと言うことが無くなりました。

 この第競侫А璽困法当社は一定の事業拡大を果たしましたし、富士通様以外にも資金力のある大手企業が大型案件をいくつか成功させてくれました。一例として大手メーカーの取り組みを挙げますと、同社は日々、数十万点を超えるような中間材料から生産される最終製品の正確なコストを把握できるようにしました。例えば販売先から「こういう製品についてこれだけの数量を購入したいので、見積もりを出して欲しい」という要求がくると、それによって生産計画を組み替えた場合の正確な原価計算もできます。リスクを最小にして確実な利益の見込める価格を決めることができる同社とそれができない他社の競争力の差は歴然と出てきます。またSI会社の最近の成功例として、LFM技術の使い方をうまくエンドユーザーに提案ができて、総額数十億円の商談に結びついた事例もあります。 写真_1 古庄 社長
 しかし、当社はそのチャンスを次のイノベーションにつなげて行くのをためらいました。ベンチャービジネスであるにも関わらず、イノベーションの創造ではなく、既存の成果の刈り取りで生きて行こうとし始めた。第競侫А璽困魯蝓璽澄璽轡奪廖▲戰鵐船磧爾箸靴討侶弍栂呂隆躓,魴泙┐燭里任后

Question 4:
もう少しこの辺りを詳しくお聞かせください。

 パテントのライセンシングは一時的に高額の収入になります。一方、製品の売り上げは、こつこつと努力を重ね一歩一歩売り上げを積み上げてもなかなか大きな収入に結びつきません。2社でパテントのライセンシングが成功したなら、3社目、4社目を狙って行こうという誘惑に駆られます。しかし、本当に会社と技術の行く末を考えるなら、この方向は間違っています。理由はいくつもありますが、主なものを挙げると以下です。

 1)我が社は新たな価値を付加していない。
  1社目、2社目と3社目以降の間に本質的な差がない。
 (もし3社目以降がより高額で売れたとしたら、それは1社目、2社目の各社の販売の成果があったためであり、当社の努力の結果ではない。その場合、当社はその技術分野での主導権を失い、技術発展の方向性をコントロールしたり、新たな技術を創造したりすることができなくなる。)

 2)会社組織が育たない。
  こつこつと製品売り上げを伸ばす努力をする中でこそ会社組織が鍛えられ、よりよい製品をより安く製造することができるようになる。製品売り上げの向上がなければ組織は育たない。

 3)技術の発展の方向性が見えない、またアプリケーションが育たない。
  製品の数が出ないとユーザーからのフィードバックを貰えず、技術の発展の方向性を見定めることができない。また、サードパーティーによるエンジンを有効に利用するアプリケーションも開発されない。

 この失敗から分かった当社の取るべき方向とは、製品を多数出荷しトップシェアを確保し、技術発展の主導権を握り、技術発展の方向付けを行うこと。また、パテントのライセンシングにより新たな競争相手をマーケットに呼び込み、それによってマーケットをさらに拡大して行くことです。
これを展開して行くのが第轡侫А璽困箸覆蠅泙后

 余談ですが、第競侫А璽困ら第轡侫А璽困悗寮擇蠡悗┐和臺儻靴靴ったと言えます。第汽侫А璽困隆躓,話にでも分かる危機であり、会社の舵取りは皆さんから理解されるものでしたが、第競侫А璽困隆躓,聾えにくいものであり、何年もの間じわじわと会社にダメージを与え続けました。最後はファウンダーである私が切り替えを決めましたが大変でした。

Question 5:
他に課題はありますか。

 はい。最大の課題は「標準化」です。当社の事業展開の経緯をお話ししましたように、当初は自社対応だけでしたが、その後ライセンスやOEM供給を行ったことで、技術を導入したエンジンが複数の会社から供給されることになりました。この結果、A社のエンジンでしか動作しないアプリケーションや、A社のエンジンでしか使用できないデータファイルができてしまう、といった不都合が発生しています。アプリケーションやデータは幅広く使えてこそ価値があるものですから、こういった状況ではマーケットが大きく制限されていると言わざるを得ません。これを解決するために標準化は避けて通れません。
 しかし標準化は一朝一夕でできるものではありません。それなりのマーケットができ、多数の関係者ができ、深い知見を持つ技術者達が育ち、関係者・ユーザーにより技術の有るべき方向性・使用方法などの合意形成ができ、その結果として達成できるものです。当社はオープンな活動によりLFM技術を発展させたいと思っています。そこで、オープンソースのコミュニティの力が遺憾なく発揮される昨今の潮流を参考に、広く世界のエンジニアの力を借りようと考えて創設したのが、LFMコンソーシアムです(注:LFMコンソーシアムの詳しい活動については、当社のHP記載の「LFMコンソーシアム」の記事及びLFMコンソーシアムのHPに掲載の記事をご参照ください)。

Question 6:
LFMコンソーシアムのどういった活動が、貴社の認識している課題であるLFM技術の普及や標準化に繋がっていくとお考えですか?

 まず第一には図書館機能が重要だと思います。この図書館機能はデータと技術情報とプログラムを収録するものですが、特にデータの収録が重要です。
 言うまでもなく現代はさまざまなデータ(株価・為替情報、気象情報など)が大量に記録されている時代です。普段は意識しませんが、駅の自動改札を通るだけで、あるいは携帯電話を持ち歩くだけで、自動車を運転するだけで、インターネットにアクセスしたりメールを見たりするだけで、スーパーやコンビニで購入するだけで、私たちは時々刻々にデータを発生させています。しかしこれらの膨大なデータの多くは実際には活用できずに捨てられています。個人情報保護などの法的課題は有りますが、主たる理由は現在のIT技術が大量のデータを現実的な時間で処理できないことです。
 しかしLFM技術はこの問題を解決しています。大量のデータを即座に結合(ユニオンやジョイン)・分離・集計・検索・変換することができるので、これまで捨てるしかなかったデータを活用可能なものに変えることができます。見方を変えるとLFM技術にとってデータこそがキラーアプリケーションになるのです。そこでLFM コンソーシアムがデータ収録を進めて行けば、自ずからLFM技術が普及する流れができると考えられます。
 いま収録を考えているデータは株価・為替情報、気象情報、スポーツ関連情報など、多岐に渡っています。そして典型的なユーザーはこのような公開されたデータと自社内にある非公開データとをジョインして使うことでしょう。例えば、社内のPOSデータを分析したい人がいたとすると、LFM コンソーシアムから気象情報をダウンロードしてPOSデータとジョインを行い、気象と売れ筋商品の関係を調べたりできるようになります。雨が続くと次の週末には○○が売れる、などということも分かるかもしれません。このときキーとなる処理はジョインですが、大量データの時、LFM技術以外では遅くて使い物にならないと考えられます。
 LFM コンソーシアムがデータを収録して行くには各データの著作権などの課題をクリアしなければなりませんが、その収録ができたときのユーザーの利便性の向上を考えるとわくわくする思いがしますね。

 次に重要なのが「コミュニティの運営」です。LFM技術を活用すればこれまでにないような斬新な分析が可能ですので、その成功事例の発表の場としてのコミュニティが必要です。あるいはどうLFM技術を活用すればいいのか?など会員同士が議論したりアドバイスしたりする場としてもコミュニティが必要です。このようなやりとりをコミュニティで盛んに行うことを通じて、マーケットを広げ、技術者層を厚くし、技術の方向性・使用方法などの合意形成を行い、標準化を達成できると考えています。
 ちなみに、LFM技術を使ったエンジン提供者は現在当社1社だけですが、当社の特許ライセンス先企業に呼びかけ、それらの企業が同コンソーシアムの会員に参画してくれれば、標準化の推進は拍車が掛かると思います。

 最後に、LFM コンソーシアムが推進する「開発プロジェクト」も重要です。LFMのエンジンは大変な高速性と柔軟な機能を兼ね備えていますので、周辺ソフトも良くできたものが必要です。ジェットエンジンはトラクターには搭載できないのと同じことです。周辺ソフトの中でもGUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)は特に大切です。エンジンの柔軟な機能を活用できるものでなければ成らないからです。そこでLFM コンソーシアム自身でこれらの開発・普及を図って行こうというのが「開発プロジェクト」です。

 ここでは、オープンソースというのがキーになります。というのは、周辺ソフトの基本的な役割はエンジンともう一つの何かを繋ぐことで、例えばGUIはエンジンと人間との間を繋ぎますが、繋ぎ方のニーズが多種多様であるためカスタマイズの必要性が高いのです。そのような場合、オープンソースでなければカスタマイズのニーズに応じきれないのです。また、オープンソースで開発するからこそ、多くのエンジニアに参加を呼びかけることができ、ひいてはエンジニア同士のコミュニケーションを活性化し、技術に対する議論や認識が進み、標準化活動が推進されるということも期待できます。
 さて当面のこの「開発プロジェクト」の柱は、Web版及びスタンドアローン版のGUIです。当社は以前からGUIを開発してきましたが、いくつかの点で時代遅れになっています。Web環境では簡単には使えないとか、マクロは良いのですがコード生成機能で生成するコードがJavaでいちいちコンパイルしなければならずエンジンの持つクイックレスポンスという性質を損なうとか、オープンソースで共同開発するのに適さない構造であるなどの点です。中でもJavaコード生成機能は大失敗でした。無償で提供しても1件もユーザーが現れないという代物になってしまいました。
 そこで当社はLFMコンソーシアムと契約を結び、LFM コンソーシアムがオープンソースで公開する予定のGUIの第1バージョンをこれまでの手痛い経験を踏まえて一から設計し直しLFM コンソーシアムに寄贈します。LFM コンソーシアムは当社から寄贈を受けた第1バージョンをオープンソースのコミュニティの中で改良・発展させ普及させて行きます。
 このようなオープンソースでの開発では、エンジニア間の議論の土台として必須となるきっちりした設計書などが整備されていきます。多数の意見を聞きながらの開発ですので、ユーザーのニーズも的確に反映されることでしょう。このようなプロセスを経て開発されたGUIならば、LFM技術の使い勝手が従来よりも数段向上するばかりか、標準化の方向性がある程度明確になるという副次的効果もあるでしょう。
 もちろんLFM コンソーシアムが良いGUIをリリースすれば、自動的に当社のエンジンが売れますから、こうすることが当社にも大きなメリットとなるのです。

事業はOEM供給、ライセンス供与にエンジンの拡販の3本柱

Question 7:
LFMコンソーシアムの活動により、貴社のLFM技術の普及やユーザーの声を反映した開発が進むことは理解できましたが、では、貴社の収益にどう寄与するとお考えなのですか?

【 情報提供の自動化の点で 】
 LFM技術は新しい技術体系ですから、エンジニアやユーザーがそれを使いこなすためには多くの技術情報の提供が必要です。ところが、冒頭の当社の沿革でお話しました第機伸競侫А璽困任蓮▲罅璽供爾悗両霾鹹鷆,亘悗描瓦同超帆觚を介して人手で行われていました。これは大変な負担だったのです。一方、ユーザーの立場で見ると資料の入手にいちいち営業窓口とのコンタクトが必要で面倒な上、提供される技術情報の量もレスポンスも満足できないという状態でした。つまり、当社は個々の案件毎に手間暇を掛けながらもユーザーを満足させられなかったのです。
 ところがLFM コンソーシアムの出現により状況は一変します。当社は情報提供に営業コストを殆ど掛けなくなりました。大きなコスト削減です。一方、ユーザーにとっては迅速かつ簡便に豊富な技術情報が収集できるようになりました。双方にとって状況が劇的に改善されたのです。
 LFM コンソーシアムはユーザーにとって、さらにメリットがあるサイトです。株価・気象などの様々なデータが入手できるし、必要に応じてユーザー間の意見や情報交換までも可能になったのですから。

【 製品価格の引き下げの点で 】
 LFM コンソーシアムにより営業コストを大幅に削減することができたので、少ないリスクで製品価格を大幅に引き下げることができました。
 狙ったのは、マーケットの拡大と、特許ライセンス先の大手と競争する上で当社にとって不利な高額な価格帯を避けることの2点です。

【 販売促進の点でも 】
 主戦場を大企業の基幹系情報システムでの更新系バッチ処理から、もっと広い情報処理の現場に移しました。
 具体的に想定されるマーケットの一つはwebへの展開ですが、詳細は検討中です。そして他の想定されるマーケットの一つが、大学などの研究室、アナリスト、リサーチャー、アクチュアリーなどです。このマーケットではユーザーのITリテラシーが高く、ユーザーは1つのソフトに全ての機能を求めず複数のソフトを連携して使い、いくつかのスクリプト言語を使いこなすのは当たり前で、ちょっとしたプログラムやツールを自作することも厭いません。このマーケットに対する当社製品の役目は既存IT技術では難しい(または時間のかかる)データ処理機能(ジョインなど)を提供することと、大規模データの受け渡し(できれば配布)を実現することです。この際、価格が安いこと、技術情報・周辺ツールなどが豊富で手軽に入手できること等が必要ですが、これらはLFM コンソーシアムによるものです。
 さて価格を引き下げた分、より多くの製品を売らねばなりませんので、目指す売れ方は、 口コミで広がり、 1〜2コールで売れて行くことです。これにもLFM コンソーシアムの寄与は大きい筈です。

Question 8:
そうしますと、貴社は1エンジン当りいくらで販売していくと考えてよろしいでしょうか?

当社のエンジンは、32ビット対応ですと9万円〜60万円、64ビット対応ですと100万円〜500万円という価格になっています。特に32ビットはお手頃なので本数が見込めます。

Question 9:
貴社の収益はエンジンの販売がメインになっていくのでしょか?

 そうです。エンジンに関連しない部分をすべてオープンソース化し無償提供することで、エンジン周辺ツール等の開発と普及を促進し、その結果、エンジンが売れて行くと見込んでいます。(ただし、ここで言う「エンジン」の中には特許のライセンシングも含まれています。)当社はエンジンというパーツを供給するメーカー。それ以外の全てはエンジンを売るためのおまけ。そのスタンスを貫いてこそ発展の可能性があります。
 当社は大きくは3つの柱で収益構造を作って行きます。
 1つ目がエンジンのOEM供給です。2つ目が特許のライセンス供与です。これらはどちらも大口案件になります。3つ目がLFMコンソーシアムの活動の結果として発生するエンジンの販売、という3本柱です。なお、当社の製品は「DAYDA.Laboo」と「Aktblitz」の2製品に特化し、これまで開発を行ってきたGUIは中長期的にはLFMコンソーシアムに委譲するという選択と集中を明確にしていきます。
 最後に、もう少し中期的な展望をしますと、今回のビジネスモデルが確立してもそれは最終的な姿ではないと思います。ソフトウェアはオープン化時代になり、優れたフリーソフトが広く普及する流れが続いています。Linuxもその典型例でしょう。ソフトウェアは近い将来無償が当たり前の時代を迎えると考えておかないと生き残れないでしょう。
 だからこそ今回のビジネスモデル、LFM技術の普及を成し遂げることが重要なのです。
これが実現すれば、データの流通・販売事業、周辺業務としてコンサルティング業務とか、ユーザーが必要なときにだけ必要な量のリソースを購入する今流行のクラウド・コンピューティング事業など、幅広い事業展開が可能になります。ソフトウェアが無償になる潮流を悲観することはないのです、無償のソフトウェアこそがソフトウェア販売よりもずっと大きな、より社会に貢献できる事業を生み出しているのですから。例えばGoogleはそのことを実証している企業の一つです。

 貴社は強みであるエンジンの拡販によって、飛躍期に差し掛かってきたようですね。LFMコンソーシアムの活動如何によっては、予想を超える成長スピードを実現する可能性を秘めていると感じました。貴社並びにLFMコンソーシアムの活躍を期待しております。今日は有難うございました。